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「ネットワーク資格情報の入力」の対処

2台のノートPCとスマートホンでファイル共有するために、バッファロー(BUFFALO)のネットワーク対応HDD(NAS)を使用しています。

快適に使用していましたが、ある日突然画面「Windowsセキュリティ」「ネットワーク資格情報の入力」を求められるようになり、その後は毎回NASへのアクセスが拒否されました。その対処を行った備忘6です。

ネットワーク資格情報の入力

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スペック

ノートPC

  • Dell Inspiron 13 7373:CPU 第8世代インテル® Corei5プロセッサー、Windows11
  • Dell Inspiron 14 7472:CPU 第8世代インテル® Corei5プロセッサー、Windows11

ネットワーク対応HDD(以降NASと呼びます)スペック

尚、当方はバッファローのNASで発生しましたが、最終的にはWindows 11への設定の問題でしたので、他社のNAS(IO-DATA LAN DISK等)でも同様に対処できると思います。


発生事象

2013年にバッファロー(BUFFALO) LS-WV8.0TL/R1Jを購入し、約9年間もの間は快調に使えていました。
しかし、数カ月前から2台のノートPCからこのNASへネットワーク経由でアクセスすると画面「Windowsセキュリティ ネットワーク資格情報の入力 次に接続するための資格情報を入力してください: LS-WVLEE5」が出ることが多くなり、やがて毎回表示されるようになりました。その画面には「指定されたログオン・セッションは存在しません。そのセッションは既に終了している可能性があります。」とも表示されています。

ネットワーク資格情報の入力
この画面が出ると、NASの共有フォルダへアクセスできなくなります。2台のWindows11のノートPC(Dell Inspiron 13 7373, Dell Inspiron 14 7472)共に同じ事象が発生します。
尚、ネットワーク経由でAndroid端末からこのNASへアクセスできるので、ノートPCだけの事象です。

まずNASに管理者でアクセスして「ユーザの作成(画像赤丸)」からユーザ名とパスワードを設定しました。
NASにユーザ追加
そしてノートPCに「ネットワーク資格情報の入力」の画面が出た際に追加したユーザとそのパスワードを入力しましたが、事象は変わりませんでした。

あらためてネットで、NASへの「ネットワーク資格情報の入力」を解除する方法や、ユーザとパスワードを設定する方法を調べ実行しましたが、どれも事象が変わりません。自力で解決するしか無さそうです。

原因調査

Windows 11にインストールされている「エクスプローラ」を起動し、「PC/ネットワーク」に表示されているホストの中からアクセスしたいNASである「LS-WVLEE5」を選択しました

Windows ネットワーク からLS-WVLEE5にアクセス
しかし、やはり「ネットワーク資格情報の入力」画面が表示され、NASにアクセスできません。
と言うことは、Windows11がホスト名「LS-WVLEE5」からIPアドレスへの変換ができないのではないかと想像しました。

対処:NASのIPアドレスを固定化

ノートPCのWebブラウザ(Chrome)からNASにログインし、IPアドレス設定を「DHCP:使用しない」とし「IPアドレス」を指定しました。

NASへ固定IPアドレスを設定
家庭内NWは「192.168.0.X(黒塗り)/255.255.255.0」を使用しており、「X」は「1から255」を指定できます。DHCPサーバはIPアドレスを配布する際に小さい番号から振っていく傾向があるので、大きな番号(200以上の番号。ただし255は避ける)を指定しました。

対処:ノートPCにネットワークドライブの割り当て

2台のノートPC「Dell Inspiron 13 7373」「Dell Inspiron 14 7472」へ以下の設定を行いました。 ノートPCの「エクスプローラ」を起動し、メニュー「・・・」から「ネットワークの場所の追加」を選択しました。

ネットワークの場所の追加(1)
画面「ネットワークの場所の追加」「ネットワークの場所の追加ウィザードの開始」で「次へ」を選択しました。
ネットワークの場所の追加(2)
画面「ネットワークの場所の追加」「このネットワークの場所を作成する場所を指定してください」で「カスタムのネットワークの場所を選択」を選択しました。
ネットワークの場所の追加(3)
画面「ネットワークの場所の追加」「Webサイトの場所を指定してください」で「インターネットまたはネットワークのアドレス」にNASへ設定したIPアドレスと共用ディレクトリ名を「\IPアドレス\共用ディレクトリ(左記「\」は日本語キーボードでは「¥(半角)」)」という形式で入力しました。「参照」ボタンを押すとホスト名「LS-WVLEE5」が出てきますが、IPアドレスで指定することがポイントです。
ネットワークの場所の追加(4)
そして「次へ」ボタンを押下すると、画面「ネットワークの場所の追加」「ネットワークの場所の追加ウィザードの完了」が表示されました。
ネットワークの場所の追加(5)
「[完了]をクリックしたときにこのネットワークの場所を開く」のチェックボックスを入れ、「完了」を押下しました。

対処完了

上記で画面「ネットワーク資格情報の入力」の表示が回避され、無事にNASの共用ディレクトリにアクセスできるようになりました。

共用ディレクトリの表示
その後2カ月程度使っていますが、「ネットワーク資格情報の入力」が出てませんし、NASへアクセスできなかったことはありません。
完全に対処できました。めでたし、めでたし、って感じです。

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2009年からDellのノートPCを愛用しています。

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