【連載】築20年住宅への太陽光・蓄電池・エコワン導入記
- 第1回:太陽光 施工会社選定編
└ 信頼できる施工会社は?比較サイト3社を断り地元の会社に決めた理由(本記事) - 第2回:太陽光 データ分析編
└ 発電量や蓄電容量をどうする?8,760時間の生データから電気使用量を可視化(本記事) - 第3回:太陽光 容量決定編
└ 初期費用を抑えるには?パネル4.6kW・蓄電池9.9kWhを選んだ論理的根拠 - 第4回:太陽光 導入・運用編
└ 容量は足りたのか?工事内容から設定値、1ヶ月後の「答え合わせ」まで - 第5回:エコワン 選定編
└ どの機種にする?太陽光と相性抜群!エコワンの選定ロジック - 第6回:エコワン 購入編
└ 楽天の施工会社は信頼できる?楽天で4万pt獲得!お得な購入術と実質コスト - 第7回:収支報告編
└投資額を回収できる?太陽光発電とハイブリッド給湯器を導入後のリアルな収支報告
【築20年×太陽光】発電量や蓄電容量をどうする?8,760時間の生データから電気使用量を可視化
3か月かけた施工会社の決定と並行して進めていたのは「太陽光発電パネルの発電量と蓄電池の容量」という具体的な太陽光発電システムの検討でした。 多くの人は、施工会社が持ってくる「シミュレーション結果」をそのまま信じてしまいがちです。しかし、シミュレーションはあくまで平均値であり、ライフスタイルは家庭ごとに違います。
- 本当にこのパネル枚数で足りるの?
- 蓄電池はもっと大きくなくていいの?
納得して数百万円を投じるため、私(備忘6.jp)は「1年間(8,760時間分)の1時間単位の電気使用量」を自力で分析しました。本備忘録では、そのデータ抽出の全プロセスと、分析結果の生データを公開します。
目次
データ収集:ダウンロード機能がない壁を突破する
最適な容量を決めるため、東京ガスのマイページ「myTOKYOGAS」から過去1年間の電気使用量を確認しました。
しかし、残念ながら、1時間単位のデータをCSV等でダウンロードする機能がないのです。でも諦めずにデータを整形し、なんとかエクセルに取り込みました。
執念のデータ整形プロセス
- コピー&ペースト&テキスト整形(4時間):
- 365日分、1日ずつ画面を切り替えて24時間分のデータを手作業でコピー。
- テキストエディタに貼り付け(ペースト)。
- エクセルへ流し込める形式に整形。
- 集計計算(6時間)
- エクセルに取り込み「1年間(8,760時間分)の1時間単位の電気使用量」を集計
- 日の出・日の入り時刻を考慮し、昼間(発電中)と夜間に分けて最大値を計算。
合計10時間の作業。しかし、この「1年間(8,760時間分)の1時間単位の電気使用量」こそが、どんなシミュレーションよりも雄弁に我が家の実態を教えてくれました。

【全データ公開】我が家の1年間の電気使用量実態
「1年間(8,760時間分)の1時間単位の電気使用量」を計算して得られた、月別の最大使用量と昼間帯と夜間帯の消費分布です。尚、昼間帯は日の出時間の1時間後から日の入り時間の1時間前まで、夜間帯はそれ以外と仮定し、それぞれの最大電気使用量を計算しました。
昼夜別の最大使用量と夜間使用分布(2024年〜2025年)
| 支払 | 昼間 最大 kWh |
夜間 最大 kWh |
夜間 ~5 kWh |
夜間 ~6 kWh |
夜間 ~7 kWh |
夜間 ~8 kWh |
夜間 ~9 kWh |
夜間 ~10 kWh |
夜間 ~11 kWh |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1月 | 4.6 | 10.2 | - | - | 6日 | 8日 | 14日 | 2日 | 1日 |
| 2月 | 4.0 | 9.3 | - | - | - | 14日 | 14日 | 3日 | - |
| 3月 | 6.1 | 9.1 | - | - | 4日 | 17日 | 6日 | 1日 | - |
| 4月 | 5.3 | 7.3 | - | 1日 | 23日 | 7日 | - | - | - |
| 5月 | 4.9 | 7.1 | 2日 | 19日 | 8日 | 1日 | - | - | - |
| 6月 | 5.2 | 6.1 | 6日 | 23日 | 2日 | - | - | - | - |
| 7月 | 6.1 | 7.3 | 7日 | 19日 | 3日 | 1日 | - | - | - |
| 8月 | 9.4 | 9.7 | 1日 | 12日 | 12日 | 3日 | 2日 | 1日 | - |
| 9月 | 8.0 | 8.7 | - | 6日 | 12日 | 7日 | 6日 | - | - |
| 10月 | 6.7 | 9.0 | - | 8日 | 14日 | 7日 | 1日 | - | - |
| 11月 | 4.8 | 7.7 | - | 5日 | 22日 | 4日 | - | - | - |
| 12月 | 3.6 | 8.1 | - | 2日 | 11日 | 16日 | 1日 | - | - |
まとめ:データで見えた「我が家のクセ」
この分析により、以下のことが明確になりました。
- 昼間帯の最大消費量:エアコンを多用する8月でも10kWh以下。
- 夜間帯の最大消費量:冬場に10kWhを超える日があるが、多くは8kWh前後に収まる。
この分析を行うまでは、太陽光発電は、エアコンの使用を考えると夏場がキツイと思っていたのですが、意外なことに昼間帯が短い(=夜間帯が長い)冬場がキツイと分かりました。そのため、特に冬場の電力使用量をどう凌ぐかを考えて、太陽光発電量と蓄電池容量を決めることとしました。
この「根拠」を元に、次はいよいよ太陽光発電量と蓄電池容量を決定します。