毎年春、ヒイラギ(柊)の新芽が出るのを楽しみにしていますが、その直後に若い葉が枯れてしまう現象に悩まされてきました。

長年「病気」だと思い込んでいたのですが、2022年5月に犯人を特定。正体は「ヘリグロテントウノミハムシ」の幼虫(通称ハモグリムシ)(画像赤矢印)でした。画像青矢印のように黒い塊もありますがこの正体は分かりません。

本記事は、2022年から2026年現在に至るまで、試行錯誤を繰り返してきた防除実験の備忘6です。
- ■【まとめ】4年間の実験で分かった対策のポイント
- ■準備した物品(実験の裏側)
- ■対策状況(2022年):殺虫剤散布の「明暗」
- ■対策状況(2024年):実録「比較実験」の失敗
- ■対策状況(2026年):新戦略「事前・根元・集中散布」
- ■関連記事
- ■商品へのリンク(使用している薬剤一覧)
■【まとめ】4年間の実験で分かった対策のポイント
2022年からの対策を通じ、2つの薬剤(スミチオン・オルトラン)の特性と使い分けが見えてきました。
1. スミチオン乳剤 & 展着剤ダイン(液体散布)
- 特性: 即効性。葉の表面にいる成虫や幼虫を叩くのに適しています。
- メリット: 散布直後から目に見えて効果が出ます。
- デメリット: 持続性が短く(約2ヶ月)、葉の中に潜り込んだ幼虫(ハモグリムシ)には届きにくいのが難点です。
2. オルトラン粒剤(根元散布)
- 特性: 浸透移行性。根から成分を吸い上げ、木全体を殺虫状態にします。
- メリット: 葉の中に潜む幼虫に有効で、効果が長く続きます。
- ポイント: 「散布のタイミング」がすべてです。新芽が出る前に土へ仕込み、吸い上げさせるリードタイムが必要です。
現在の結論: 3月末の「オルトラン粒剤」先行投入で予防し、それでも発生した成虫を「スミチオン」で叩くハイブリッド対策が理想と考えています。
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■準備した物品(実験の裏側)
長年放置していた噴霧器が壊れていたため、現在は100均ボトルを駆使して戦っています。

- スミチオン乳剤 & 展着剤ダイン: 表面の敵を叩く即効薬。
- 100均のスプレーボトル: 壊れた噴霧器の代役。小回りがききます。
- オルトラン粒剤: 2026年戦略の要となる浸透移行性剤。
■対策状況(2022年):殺虫剤散布の「明暗」
2022年は、スミチオンを「散布した場所」と「しなかった場所」で比較しました。

結果、散布しなかった右側の葉はボロボロに。即効性のあるスミチオンが表面の虫には有効であることを身をもって確認した一年でした。
■対策状況(2024年):実録「比較実験」の失敗
生垣を2箇所に分け、「スミチオン液」と「オルトラン粒剤」を使い分けました。

結果はオルトラン側の敗北。粒剤が土に浸透し、葉まで吸い上がるタイムラグを見落としていました。被害が出てから撒くのでは遅い、という貴重な教訓を得ました。
■対策状況(2026年):新戦略「事前・根元・集中散布」
これまでの失敗を糧に、今年は戦略を練り直しました。
2026年3月29日:オルトラン粒剤を先行投入
新芽が動く前、3月末にたっぷりのオルトラン粒剤を根元に散布。土から成分を仕込みます。

2026年4月5日:宿敵、今年も登場
散布から1週間。新芽とともに、今年もヘリグロテントウノミハムシが姿を現しました。

2026年4月18日:オルトラン経過&スミチオン散布
オルトラン散布
オルトランを散布してから3週間、新芽は順調に育ち葉は綺麗です。どうやら、ヘリグロテントウノミハムシの活動開始に間に合ったようです。
オルトラン経過(散布後3週間:2026年4月18日) スミチオン散布
一方、オルトランを散布せず、未だに対策していない側の葉は茶色になっている箇所があります(下の画像では分かり難いです)。 こちらには果樹がありオルトランを地撒きしたくないので、4月18日にヒイラギの葉へスミチオン液を散布しました。
ヒイラギの未対策箇所(2026年4月18日)
翌日に確認したところ、ヘリグロテントウノミハムシ幼虫が数匹固まって死んでいました。ただ、一つの葉にこんなにいるなんて驚きです。
ヒイラギへスミチオン液を散布(散布翌日:2026年4月19日)
2026年4月29日:スミチオン経過&オルトラン経過・散布
スミチオン経過
ヒイラギへスミチオンを散布した箇所は、散布してから10日が過ぎでも茶色の葉は広がっておらず、新たな新芽はとても綺麗です。
とても順調です。
ヒイラギへスミチオン散布10日後 オルトラン経過・散布
ヒイラギへオルトランを散布した箇所は、散布してから一ヶ月、つい先日まで新芽は順調に育っていたのですが、急に新芽がヘリグロテントウノミハムシにやられ始めました。
葉を見るとヘリグロテントウノミハムシ(ハモグリムシ)の幼虫がいます。
オルトラン散布1ヶ月後
スミチオンを散布すれば対処できるのは分かっているのですが、今年はオルトランだけで対処できるか試してみます。
ヘリグロテントウノミハムシ幼虫(ハモグリムシ幼虫)
で、再度オルトラン粒剤を散布しました。
オルトラン粒剤を残布(2026年4月29日)
これでまたしばらく様子を見ようと思います。
■関連記事
■商品へのリンク(使用している薬剤一覧)
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